ノーベル賞の装い

ノーベル賞2

みなさま、ごきげんよろしゅうございます。

先日の地震は比較的大きな揺れで、あの日の恐怖がよみがえり、身のすくむ思いでした。

平日17時台ということもあって、仕事中の方がほとんど。当然、家族の安否が気にかかったのでしょう。

首都圏は、一時的にメールがつながりにくくなったようです。

3・11以降、原発問題もまだまだ決着がつかず、わが国日本では、あまり明るいニュースが聞かれなくなってしまいました。

そんな中、山中伸弥教授のノーベル医学・生理学賞受賞の一報は、日本中に明るい希望を与えてくれました

 

 

ノーベル賞晩餐会

《地元メディアは着物姿の妻、知佳さんや娘らに注目》

「ほっとしています」。

ノーベル賞授賞式での大役を果たし、10日夜、

ストックホルム市庁舎の晩餐会に出席した山中伸弥京都大教授。

ドレスや正装に着飾ったスウェーデン王室や各界の著名人らの優雅な雰囲気を、

リラックスした様子で楽しんだ。

山中さんは会場の「青の間」に、マデレーン王女と腕を組んでエスコートしながら入場。

中央の大テーブルでカール・フィリップ王子の正面に座り、

右隣の王女と身ぶり手ぶりを交えながら話し込んだ。

淡いピンクの着物に身を包んだ妻の知佳さんは、斜め前の席で周囲とにこやかに会話を進めていた。

オシドリの柄の入った着物は山中さんが選んだという。

会場からのテレビ中継は、着物姿の山中さんの長女や次女も盛んに映し出し、

日本の伝統衣装が注目を集めていた。

深夜まで楽しんだ山中さんはホテルに戻り「楽しいあっという間の1日。

まだ夢かまことか分からない、ふわふわした感じがする」と振り返った。

約1200人が一斉に食事をする晩餐会では、約40人が調理したコース料理が、

約260人の給仕係によって一斉に提供された。

サーカスの曲芸もあり、喝采を浴びていた。(ストックホルム=共同)

 

 

過去には文学賞受賞の川端康成が紋付姿で授賞式に挑みましたが、まぁそこまではちょっと無理。

それでも、奥様とお嬢様がそろって和服姿で受賞パーティーに出席してくださるなんて!

海外メディアも日本の伝統衣装に注目していた様子です。

基本的に西欧の夜のパーティーは、肌の露出が多いイブニングドレスが正式なのですが、

やはり着こなし慣れていない日本女性が無理するよりも、ここは一発ニッポンの正装・着物で勝負ですよ。

どんなオートクチュールにも引けをとりません。

この日の奥様の装いは、山中教授が奥様のために選ばれたという、

淡いピンク色に「鴛鴦(おしどり)」の絵柄の訪問着。

それにしても、ご主人に着物を選んでもらうなんて・・・。

お忙しいはずなのに、山中教授、素晴らしいです!というか、

女性はみーんな「うらやましいっ」の一言でしょう。

留袖や訪問着に描かれた文様には一つ一つ、吉祥の意味があります。

四君子・宝尽くし・御所車・七宝・亀甲・青海波・・・。

鴛鴦はもちろん夫婦円満の象徴。

日本人は、贈り物下手・パーティー下手・愛情表現下手。と言われます。

確かに、人前で抱き合ったりキスしまくったりするオーバーな表現は苦手かもしれませんが、

こんな風に、着物に思いをこめて贈ることが出来るなんて、

成熟した大人の愛情をたっぷり感じられるじゃありませんか!

寒い師走に、寒いストックホルムから、ホットなホットなニュースでした。

あーうらやましい・・・(←しつこい)

文責/篠井 棗

 

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