着物警察24時?

top_img

みなさま、ごきげんよろしゅうございます。

~着物警察~

なんだか民放特番でタイトルになりそうな不穏な言葉です。

いったい何をする人々なのでしょうか…

 

 

 

 

この言葉、ネット上でここ最近使われているらしいのですが、

簡単に説明すると、個性的な着こなしで着物を楽しんでいる若い女性に、「裄が短い!」「お太鼓の垂れが曲がってる!」「おはしょりが出てない!」といきなり文句をつける、自称・着物通の迷惑な人のことだそうです。

 

文句を言ってくるだけならまだしも(それも嫌ですが)、何の断りもなく、いきなり袖や帯を引っ張ったりもするらしいので、もはやパワハラとかセクハラの域です。お、恐ろしい…

 

ちなみにこの大迷惑な「着物警察」。ほとんどが年配の女性で、ターゲットにするのは若い女性なのだとか。職場のお局様より悪質です。

 

困惑!街中でダメ出し「着物警察」の迷惑度 (東洋経済ONLINE)

 

0659d60fd29e0be5a4783a29b091bc7a_t

 

それにしても、なんでただすれ違っただけの他人に、いきなりクレームを付けられなければならないのか…。理不尽過ぎて、本当に頭にきます。

こうした勘違い着物通の傍若無人な振る舞いによって、せっかく着物に興味を持ってくれた若い女性が着物から離れてしまっては、和装業界にとっても大損失です。

 

いったいなぜ、着物警察の横暴がここ最近顕著になってきたのでしょうか。

 

一つには、着物に関してあれこれいちゃもんを付ける人は以前からいたけれど、SNSの普及によって“#Me too”を発信しやすくなったことで、潜在的な被害が可視化されてきたことがあげられます。

もう一つは、昨今の着物ブームにより、若い女性が積極的に着物で外出するようになったことで、標的が増えたこと。

最近では、伝統的な衣装への憧れとしてではなく、新しいお洒落アイテムの一つとして着物を取り入れる人もいますので、従来の格式や組み合わせのルールを気にしないコーディネートが増えてきたのです。

こうした自由な着物の楽しみ方は、マナーにがんじがらめな“着物教信仰者”の癇に障ります。

それが、自分よりも年齢が若いと見るや否や「若輩者のマナー違反を注意しなければ!」と要らぬ使命感に駆られるらしく、突然のお説教タイムとなるのです。

保守的な母親は、思春期の娘が、流行の個性的な服装で出かけようとすると「そんな派手な格好で出かけるんじゃありません!」なんて言ったりしますよね。あれが赤の他人に向けられたようなものなのです。

 

それにしても、公衆の面前で洋服のお嬢さんにいきなり説教するのは非常識だと判断できるのに、なぜ和装だと何を言ってもいいと思えるのか…

着崩れて困っている方に、こそっと「お直ししましょうか?」と声をかけるくらいでしたら親切ですが、自分の尺度に合わないコーディネートに片っ端から絡むような人は、たとえ御立派な知識をお持ちであっても人間性は疑わしいものです。

(その上こういう方々って、自分より年上には絶対何も言わないんですよね。相手を選んでいる時点で相当たちが悪い)

 

着物警察さん、取り締まるべきなのは、ご自身の非常識な行いの方ですよ!

着物好きな皆さん、うっかり着物警察の餌食にされそうになったら、断固として無視してその場から逃げてください。そしてどうか、着物を嫌いにならないでくださいね~

 

文責/篠井 棗

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です