今年もひどい、脱毛サロンの電車広告着付け

shigotohajime

みなさま、ごきげんよろしゅうございます。

お正月気分は抜けましたか?

今年はいいんだか悪いんだかよくわからない曜日並びでしたね。

月~金お仕事の方は、早いと4日から、遅いと成人式明け9日から仕事が始まっているようです。

社会人の皆さま、仕事始め、ご苦労様です!

 

 

 

はれのひ問題で大騒ぎの呉服業界ですが、社長以下役員連中もまったく表に出てこず、憶測と被害総額だけが報道されている状況です。

真相が明るみに出るまでひとまずこのニュースは置いておいて、今回は別の話題を取り上げたいと思います。

 

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昨年 知り合いの着付師さんから「下手過ぎて腹が立つ!」と聞いていたのですが、今年もまたひどい有様です。

 

脱毛サロン・ミュゼプラチナムの電車内広告の着付けが目に余る仕上がりで、いったい広告制作会社は何をやっているんだ…と、着付師一同あきれ果てています。

 

Twitterなどでも指摘されていますが、まず衣紋が全く抜けていない。アップヘアにべったりくっついている状態です。振袖らしき着物+帯なのに、お太鼓?のような帯結び。

さらに酷いのは正面アップ写真。刺繍半衿がほとんど見えていない上に左右アンバランス。伊達衿(重ね衿)がなぜか着物の下に隠れている・・・

 

いやはや、見れば見るほど「誰だこの着付けやったの!?」と怒りがふつふつ湧いてきます。

多少なりとも着付けを習ったことがある人であれば、この着付けのおかしさはすぐにわかるはず。

 

このレベルで着付けを引き受けた着付師(?)も、責任上どうかと思うのですが、この仕上がりを見てそのまま通してしまった現場スタッフもクライアントも、あまりにも着物に無知であると言わざるを得ません。

 

たしかに、ミュゼは脱毛サロンなので、モデルが一部の隙ものなくきっちり着物を着ている必要はありません。「お正月だし、着物で広告打っとく?」くらいの軽いノリで企画が通り、さらに、洋服であればスタイリストだけ頼めばいいけれど、着物って着付師も頼むの~?お金もったいないね~。という空気が制作陣にはあったのかもしれません。

 

これは割と撮影現場にありがちな話で、特にスタッフが男性ばかりの現場だと、「えー?着物着せるだけでギャラ発生するの?ヘアメイクさんかスタイリストさん、ちゃちゃっと適当に着せてくれない?」というアホな意見がまかり通り、上から無茶ぶりされたアシスタントが、美容学校でちょっと浴衣習ったくらいで着付けをしてしまう。という恐ろしい事態になったりしているのです。

 

私も実際、浴衣着付けの撮影現場で、アシスタントさんがお支度中にそばにいたので、どうしたのかと思ったら、「○○さん(スタイリスト)から『ちょっと見てきて、着付け覚えてきてよ』って言われたので、見ていていいですか~?」と言われるという、恐ろしい事態に遭遇したことがあります。

ていうか、見てるだけで着付け覚えられるか!着付師なめてんのか!と怒りがわきましたね。やんわりと「浴衣意外と難しいですよー。着付け教室通って実際手を動かさないと覚えられないですよー」と伝えましたが…。

だいたい、タダで習わせようという根性も気に入らない。覚えたければ、ちゃんとレッスン料払えよ。

 

話がそれました。

ミュゼの広告着付けを毎年誰がやっているのかわかりませんが、まず、このレベルで仕事を引き受けないでほしい。そして制作会社も、いくら「振袖着てりゃいいから」レベルの広告であっても、もう少しマシな着付師を雇ってほしい。着付師なんて大してギャラ高くないんですから。

どうしても経費節減したくて、着付師なんて着物着せるだけの輩に一銭たりともギャラ払いたくない。と言うのであれば、もう無理して着物じゃなくていいじゃないですか。

和柄のワンピースでも着せとけ。

 

着付けをミリ単位であれこれ言ったり、格式やコーディネートにいちゃもんを付ける「着物警察」は大嫌いですが、毎年懲りもせず出てくるミュゼのお粗末着物広告だけは、「さっさと炎上して破滅してしまえ!」と願ってやみません。

 

文責/篠井 棗

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