和装女性をエスコート。正解は?

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皆さま、ごきげんよろしゅうございます。

プライベートデートでは、恋人つなぎで並んで歩くのはとてもチャーミングで、お互いの親密さが伝わってきますよね。

さて、それでは男性が女性を伴ってパブリックな場へ出かける時、どのようにエスコートするのが正解でしょうか?

今回の一件、女性が和装だったこともあり、

ネット上でかなり意見が分かれているようです。

 

 

レディファーストと言えば、欧米男性の女性への気遣い。モテダン・イケダンの代名詞

高級レストランへエスコートしてもらって、ドアを押さえてもらって、

道路を歩く時も必ず車道側に立ってくれて・・・

女性ならばうっとりしてしまいますよね。

東洋圏の日本ではレディファーストの文化が根付いていませんので、

自然な振る舞いで上記のような対応ができる男性は稀です。

むしろ戦前までは「女性は三歩下がって」というのが当たり前だったのですから、致し方ありません。

そんな日本の男性ですから、いくら有名人とはいえ、

なかなか自然な欧米流エスコートが出来なかったのでしょうね・・・

 

木村拓哉、カンヌ映画祭で思わぬ批判! (エキサイトニュース)

 

それでも三池監督も木村さんもレッドカーペットは初めてではないはず。

欧米のパブリックな場での振舞い方としてはいささか残念でした。

 

レディファーストの起源としては、暗殺の多かった欧米上流階級で、

先に女性を行かせることで、不意の襲撃に備えた。という説もあります。

また、日本男子が女性の前を歩くのは、逆に女性を背後に回して敵から守っている。とも。

こうした歴史を考えると、レディファーストが一概に女性を立てている行為とも言えないので、

欧米文化ばかりをもてはやして、「これだから日本の男は!」と揶揄するのもどうかと思ってしまいます。

実際、和装婚礼では新郎は新婦の少し前を歩きますので、

レディファーストが万国共通というわけでもありません。

 

しかし、「郷に入れば郷に従え」は鉄則。

タキシードに蝶ネクタイという西洋の正装に身を包んだ以上、

それにふさわしいエスコートをしてほしかった。

また、記事をよく読んでみると、三池監督と木村さんは、

杉咲さんを全く気遣うことなくさっさと先に歩いて行った。と書かれています。

これはいけません。男性が先に歩こうが後ろを歩こうが、

ドレスアップした女性を無視していいはずがありません。

 

和装婚礼でも新郎には必ず「新婦をおいていってはいけません」とお伝えします。

着物の女性は歩幅が小さくなります。

いつも以上に男性が歩く速度に気を配ってあげなければいけません。

 

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結局のところ、公の場でのエスコートとは、

先に歩くだの三歩下がるだのといった、表面的なことではなく、

相手に対する思いやりがあるかどうか。という事に尽きるのでしょう。

残念ながら、三池監督も木村さんも、晴れ着姿の杉咲さんへの思いやりが足りなかったのです。

 

階段を上る杉咲さんの手を取って、足元に注意しながら、少し先を歩いてくれれば・・・

和装女性をエスコートする日本男子として、これ以上ない美しい姿になったことでしょう。

 

カンヌ国際映画祭は、文字通り世界中から注目の集まるパブリックな場です。

自らの振る舞い方には、細心の注意を払っていただきたかったですね。

 

文責/篠井 棗

 

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