言葉狩りではないのですが・・・

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みなさま、ごきげんよろしゅうございます。

西日本はかなり大荒れの雨模様ですが、

この雨雲が過ぎれば、いよいよ梅雨明け。

本格的な夏の到来も、いよいよカウントダウンです。

 

 

 

 

 

日本の若手ブランド、G.V.G.V(ジーヴィージーヴィー)の秋冬コレクションは、

ジャポニスムにフォーカスして日本を表現。着物風の衿・袖のアイテムもあるみたいです。

 

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G.V.G.V.の新作ウェア&小物 – リバティ社とのコラボ、着物風ワンピやジャケットなど (Woman.excite)

 

ジャポニスムがテーマだそうですが、どちらかというとシノワズリ?でしょうか。

せいぜいテキスタイルが小紋柄っぽいと言えばそうなような気もしますが、

完全に、チマチョゴリでしょ?みたいな服もあります(^^;)

 

横須賀ヤンキーファッションのスカジャン?ボンタン?っぽいものもありますが、

ヤンキーとジャポニスムは全く関係ないです。

 

「ジャポニスム」という言葉を、かなり誤解しているようで、

本来の意味とかけ離れて使用していると言わざるを得ません。

 

そもそもシノワズリ=中国趣味 ジャポニスム=明らかな日本美術からの影響、なので、

「ちょっと日本っぽくしてみました~」「自分イメージのニッポンはこんな感じ~」程度では、

ジャポニスムを名乗ってはいけないのです。

 

しかし、ファッションブランドが今年のテーマはジャポニスム☆と言い切っちゃうことに対して、

美術の専門家から、それは用法を間違えている!なんて指摘出来ないですよねー。

まず、美術史の先生方がファッション用語に気がつくとは思えませんし、

お堅い先生がそんなこと言おうものなら、

「えーなに細かいこと言っちゃってんの~」と、即・笑いものになってしまいそう・・・

 

言葉は生き物ですから、時代時代で用法が変化するのは必然です。

しかし、ただオシャレっぽいとかカッコ良さそうとかいう理由だけで、

本来の意味を取り違えた言葉で情報を発信するのはいかがなものでしょう。

 

ファッションに興味を持つ世代は圧倒的に若年層です。

活字になっている文字は正しいはずと、安易に判断してしまう危険をはらんでいます。

 

ファッション誌に意味不明のカタカナ言葉が氾濫するようになったのがいつからかわかりませんが、

度を越した造語・誤用は、ほどほどにしてもらいたいものです。

 

誤用言語を飾りに見立てて奇をてらった紙面で大衆を惑わすのではなく、

ファッション本来のデザイン力で勝負するコレクションを発表していってください。

本当に力のあるブランドであれば、浮かれたキャッチフレーズがなくても、

ファンは必ずついてくるはずですから。

 

文責/篠井 棗

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