六月大歌舞伎~「義経千本桜」第二部「いがみの権太」~

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みなさま、ごきげんよろしゅうございます。

雨が降っても蒸し暑い・・・

洗濯ものがカラッと乾かない季節です。

大物洗濯をやっつけてしまいたい週末に、

ジメジメお天気だと、

とたんに家事のやる気が失せてしまいますよね・・・

 

 

 

着物で街歩きと言えば、観劇が真っ先に思い浮かびます。

とりわけ人気が高いのは、やはり歌舞伎でしょうか。

東京歌舞伎座でも京都四条南座でも、着物姿の女性(たまに男性も)が多く訪れています。

皆さん、ここぞとばかりに気合の入ったコーディネートでいらっしゃいますから、

歌舞伎観劇は、大変目の保養になります

 

歌舞伎美人 かぶきびと (歌舞伎公式総合サイト)

 

もちろん本命の舞台も楽しいことは言うまでもありません。

江戸の大衆演劇である歌舞伎は、歴史に題材をとりながらも、

たっぷりフィクションを交えた二転三転するドラマチックなストーリー展開と、

アクション+人情+宿命が身上。

現代で言えば、昼ドラとサスペンスとジャパニーズホラーがごった煮になったような、

ザ・エンターテインメントです。

 

また、豪華な衣装も見所の一つ。

揚巻・お女中・姫君・妖怪・若武者・悪党などなど、

強烈すぎるキャラクターには、それに見合った衣装がありますので、

セリフ回しが多少わからなくても、舞台上の役者を見ているだけでも楽しめます。

 

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6月歌舞伎の演目「義経千本桜」のうち、今回観覧したのは第2部「いがみの権太」

演目としてはそれほど派手派手しい衣装の役者は出てきませんが、

比較してみたいのが、すし屋の田舎娘と公家の奥方の対比です。

あどけなく、どこか野暮ったい田舎のすし屋の娘を市川猿之助が、

平維盛の奥方若葉の内侍を市川高麗蔵が演じています。

この二人、庶民と公家ではっきりと立ち居振る舞いや衣装に違いがあります。

この差を明確に出すことよって、立場の違いから身を引く町娘の可憐さが引き立ってくるのです。

このように、着用する衣服がそのまま身分・年齢をストレートに表していた江戸時代の風潮は、

現代人にはピンとこないかもしれませんが、

歌舞伎の舞台を通して見ることで、とてもわかりやすくなります。

 

今回は、松本幸四郎、市川猿之助、市川染五郎など、有名役者がそろった貴重な舞台。

松本幸四郎丈のいがみの権太は、ふだんの品格あるお姿からは想像できないほど見事な悪党ぶり。

本当にかっこよかった・・・

 

歌舞伎はチケットを取るのが難しく、人気役者が出演しているとさらに入手困難ではありますが、

着物を愛する女子男子の皆さまには、日本人の教養として、ぜひ体験してもらいたい和文化の一つです。

 

とはいえ、あまり堅苦しく考えず、イヤホンガイドでも聞きながら、

のんびり舞台を眺めているだけでも十分楽しめますのでご安心くださいませ。

 

ちなみに、2013年にリニューアルした新生歌舞伎座は、お土産コーナーもとっても充実しています。

(地下2階~5階まで計5か所!)

運よくチケットを手に入れた方は、ぜひ早めに行って、ゆっくりお土産巡りもしてみてくださいね。

 

文責/篠井 棗

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