美しい着付けの基準とは?

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みなさま、ごきげんよろしゅうございます。

七五三やお宮参りなどのお子様中心行事も、

晴天続きのおかげで、

予定通り決行されているご家庭が多いと思います。

その反面、インフルエンザやノロの流行も本格化する季節。

大人も子供も、手洗いうがいを習慣にして予防に努めたいですね。

 

 

 

秋から冬にかけては着物のオンシーズン

着付師は毎週末、七五三~結婚式~とあっちこっちにひっぱりだこです。

メディアに登場するタレントさん達も、この時期に入ると着物姿が多くなってくるようです。

 

いくつか眺めていた中で、ちょっと気になったのがタレントの壇蜜さん

「琳派400年記念祭アートアクアリウム城」という、

京都二条城で開催されたイベントにゲスト出演されていました。

 

壇蜜が艶やかな着物姿でイベントに登場! (テレビライフ)

 

色っぽい和風美人で、お着物姿がとてもよくお似合いです。

シックなピンクベージュの訪問着と古典的な金地の袋帯は、京都らしいはんなりとしたコーディネート。

アラサー美女の壇蜜さんには、派手な振袖よりもこちらの方がしっくりしています。

やはり着物と言えば京都。と一般人が認識しているだけあって、

王道ながら品格が高い装いとなっていました。

 

と、衣装については私個人が古典好みなこともあって、

褒めちぎっておりますが、写真を見てふと違和感が・・・。

 

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う~ん。どうもあんまり着付けが上手じゃないんですよねぇ~。

衿幅も左右で合ってないし、

おはしょり(着物をたくし上げた余りを帯下で重ねた部分)も美しくない!!!

きれいなおはしょりは、一文字にまっすぐ、体にぴったり沿うように整えられているもの。

それが、壇蜜さんの着付けでは、体から浮いてぶかぶかしたままになっているのです。

 

確かに、普段着として着物を着ていた昔の女性は、

おはしょりなんてそれほど気にせずざっくり着ていたのですが、

着物が勝負服になった現代、ましてや大規模イベントにゲスト出演するタレントさんに、

プロの着付師が着付けてこの仕上がりは、いかがなものかと思います。

 

着付師というお仕事、特に資格がいるわけではありませんし、

クライアントも技術の格差が分かりにくい(=仕事の依頼はほとんどツテが頼り。

技術チェックもほとんどナシ。そもそも依頼者が美しい着付けの基準を知らない)、

という業界内部の構造的問題がありますので、残念ながらこういった事は起こりがちなんですね。

着付けに興味のある方は、ぜひいろいろな写真と見比べてみてください。

 

仕事柄、テレビやネットで着物姿をチェックすることが多いのですが、

久々に「これはアウトだろ~」というレベルを発見してしまいました。

 

着付師の皆さん(筆者も含め)、日々精進を重ねていきましょう!

 

文責/篠井 棗

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