愚者の暴走に一言

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みなさま、ごきげんよろしゅうございます。

春の嵐が吹き荒れたと思ったら、

穏やかな日和だったりと、

4月の天気は1日晴れて3日は荒れる。の繰り返し。

ゴールデンウィークも間近なので、悪天候は早々に落ち着いてほしいですね。

 

 

 

各地の文化財に油がかけられる被害が多発しています。

また、油の成分を分析したところ、数種類の油が撒かれていることが判明。

模倣犯の可能性も指摘されています。

 

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 文化財「油」被害 9府県の33寺社に (NHKニュースウェブ)

 

こういった事件は、SNSの発達によって情報があっという間に拡散します。

良かれ悪しかれ、衆人の耳目にさらされるのですが、

軽率な輩にとっては、世人からの注目こそが快感となるようです。

 

こうした連中は思考が稚拙で、

単純に、ニュースやネットで取り上げられること=目立っている自分かっこいい、

と思い込んで酔いしれています。

マスコミやSNS上で糾弾されればされるほど、

“無関心でいられるより罵詈雑言でも反応があるだけで嬉しい”という、

犯人たちの歪んだ自意識形成に、

結果的に社会全体が貢献しているかと思うと、何ともやり切れません。

 

神社仏閣などの文化財はさまざまな要因でいつかは滅びていくものです。

しかし、滅びはあくまで自然の手に委ねられなければいけないのです。

それこそ神の賽によって決められるもので、

たかが人間ごときが恣意的に手を出していいものではありません

 

時代を超越して存在する信仰の対象物を汚すことで、

自らの価値が上がった気になっている愚かな犯人たち。

早々に、自身が取るに足らないどころか、社会的に何の価値も持たない、

むしろ害悪にすらなっている役立たずであることを思い知るべく、制裁を受けてほしいです!

(でも、こういう人たちって絶対自分が無価値であることを認めないんですよね…)

 

価値ある文化財を作り、守るのは人間の手ですが、

築き上げてきたものを一瞬で汚し・破壊するのもまた、同じ人間の手です。

人には人間性による上下の階級があることが、歴然たる事実だと理解できます。

 

文化の形成は一朝一夕では到底成し得ません。

文化の醸成には百年~千年単位で時間がかかります。

 

たかが一人の人間が、累々と築き上げてきた文化の至宝を、

「ほんの出来心」などという取り返しのつかない戯言で灰燼に帰してしまって、

許されると思っているのでしょうか・・・

 

小人閑居して不善を成すとは、まさにこのことです。

 

昭和の文豪・三島由紀夫の著作に「金閣寺」という小説があります。

実際に起きた金閣寺放火事件を題材にしており、

金閣寺に異常なまでの執着を示す寺僧が、放火に至るまでの心の動きを追った長編で、

三島の最高傑作と言われています。

こういう病んだ小説を真に受けて、虚構と現実がごっちゃになってしまう人もたまにはいますが、

これはあくまでもフィクション。

実際に行動に移すなんて、愚の骨頂ですよ!

 

自意識過剰な中二病の方々、どうか早まったことをお考えになりませんように。

ほんの一時期メディアに注目されたからって、貴方自身の価値はまったく向上しませんからねー!

 

文責/篠井 棗

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