高値の花・能楽に親しむ

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みなさま、ごきげんよろしゅうございます。

日中暖かかったり、朝夕今年一番の冷え込みだったり・・・

一筋縄ではいかないこの季節。

周囲には風邪っぴきさんが多くなってきました。

体調管理も大人のたしなみ。

仕事も趣味もしっかり楽しむためには、体が資本ですね!

 

 

 

シリーズ“日本文化の真髄”「能」~観世流・柴田稔 (ジャポニスム振興会HP)

 

着付けを習った女性が、次に考えるのが「さて、どこに着ていこうかしら・・・」ということ。

結婚式なんて年に何回も呼ばれるものではありませんし、

お茶や踊りのお稽古なんて言ったら、さらに授業料がかかってしまう。

着物を着て行って、違和感のない場所と言えば・・・?

 

昨今は、和の趣味が流行っているといいます。

着物好きとしては、「それは、着付け習った後着ていく場所を探してるんだよ!」と言いたいところ。

あながち的外れな理由ではないと思います。

 

そんな淑女たちが選ぶ和趣味といえば、

歌舞伎

大相撲

落語寄席

などなど。

どれも着物美人がこぞって集まりそうな雰囲気満載ですし、

基本的に「観る」ものなので、お稽古しなくてもいきなり参加できてしまう気楽さがあります。

 

さて、ここでちょっと思い出していただきたいのが、

日本の伝統芸能の中で最も難解そうな「能楽」。

 

能は創始者世阿弥からはじまり、400年という永きにわたって、日本に伝わってきた、伝統芸能。

それなのに、現代では上記に比べて、あまりにも敷居が高く、

庶民が楽しめる芸能とは程遠くなってしまいました。

 

そんな、悪しき「別格」扱いの能。

本当は少ーしだけ興味があるのではないでしょうか?

そんな敷居の高さを配賦してくれる、懇切丁寧な「能楽レクチャー」が、

ジャポニスム振興会主催・全三回の講座で開催されました。

 

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全三回の内容は

①能の魅力

②能・舞と謡

③能面・能装束の美

 

講師は現役の観世流シテ方能役者・柴田稔氏。

第3回目は、能面師の方が作った本物の能面と、

実際に舞台で使用している能装束を題材にレクチャーしてくれました。

 

素人でもわかり易い、平易な解説と、実際に参加者が能装束と能面を付けてもらったり、

「高砂」を全員で謳ったりする、実践も交えた講座で、2時間があっという間に過ぎてしまいました。

能装束の成立は江戸時代であり、初期の能は普段着のような素朴な衣装であったことや、

女面と男面は、髪の書き方(毛描き)、鼻っ柱の太さなどで見分けがつくことなどなど、

「へぇ~!」と唸ってしまうような楽しい内容をたっぷり教えていただきました。

これを聞けば、実際に能を見に行きたくなること請け合い。

30人弱しか入れない講義室での開催ですが、機会があればぜひホームページなどで検索してみてください。

 

高嶺の花と敬遠するのはもったいないほど、着物好きの琴線に触れる魅力にあふれている「能楽」

ゲームやマンガと違い、予備知識なしで気軽に楽しめる娯楽とは言えませんが、

こうした初心者講座を受けてから本公演を鑑賞すれば、かなり理解度が深まりそうです。

 

美しいものを堪能する感性を養うには、それ相応の準備は必要不可欠。

大変だな~面倒だな~と思うか、幽玄の世界へもう一歩踏み込んでみよう!と思うかは、貴女次第です♪

 

文責/篠井 棗

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