BUNGO+街歩き

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みなさま、ごきげんよろしゅうございます。

朝晩はめっきり冷え込んできました。

かと思えば、晴天の昼間は20度を超える暖かい日もあったり・・・

コートを着ていったのに、帰りは荷物になる始末。

おしゃれの難しい季節です。

 

 

神楽坂で「BUNGOマツリ」 (マイナビニュース)

 

東京神楽坂で12日に行われた「BUNGO(ぶんごう)マツリ」では、漱石や鏡花など近代文豪や、

「坊ちゃん」の登場人物に扮した人々が街中を練り歩きました。

 

神楽坂界隈は、明治~大正期の近代文学が花開いた街。

ただのコスプレパレードではなく、街の歴史に似合ったテーマのある扮装は、

地域の祭りを盛り上げる一助となったことでしょう。

 

着物が好きな人はレトロなものが好き。=レトロテイスト漂う文学だって好きな人は多いはず!

こういった趣味性の高い企画は、好きな人なら遠方からでも駆けつけてくれますから、

いやが上にも熱気が高まろうというものです。

 

ここ最近、「着物」で検索すれば、猫も杓子も「着物で街歩き」ばかり!なので、

いいかげん辟易していたところでした。

街歩きも、ただ着物を着て集まってぞろぞろ・・・ではまったく張り合いがありません。

着物にテーマを持たせることによって、コーディネート力も磨かれますし、

何しろ同じ趣味の仲間と知り合えるチャンスにもなります

近代文豪パレードは、久しぶりにキモノ好きの琴線に触れるイベントでした。

 

 

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本来、和装には季節やTPOで、厳密なルールがあります。

それがめんどうだから着物は廃れてしまった・・・と言われればそれまでですが、

ファッション飽和状態の現代では、ルールに則って尚且つ個性を出すという粋な着物の楽しみ方が、

かえって若い方の注目を集めているようです。

 

近代日本は文明開化の波によって、古き良き日本が忘れ去られていく時代でもありました。

しかし、着物文化が全て否定された時代という訳でもなく、

むしろ西洋の衣装文化を取り込んだ、モダンな和服が次々と生み出された時代でもあったのです。

いうなれば、着物のポストモダン

平成の今見ても、いえ今見るからこそ、ポップでおしゃれな着物が盛りだくさんなのです。

その先鋭的な着こなしもまた、ファッションに敏感な平成の女の子たちの参考になっているんですね。

 

現代にはないおしゃれなきものコーデ+マニアックな近代文学趣味。

この組み合わせの妙こそ、これからの着物イベントに必要不可欠な要素なのでしょう。

最近でこそ、着物はそこそこ市民権を得てきましたが、

着ることだけが目的では、いずれ飽きがきてしまいます。

 

着物でクラシックコンサートに行く人もいればライブハウスへ行く人もいる。

「着物が趣味」なのではなく、趣味を楽しむためのアイテムの一つ、と考えることが

着物ライフ長続きのコツではないでしょうか。

 

文責/篠井 棗

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