もうすぐ雛祭り

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みなさま、ごきげんよろしゅうございます。

大雪が降ったり、オリンピックが開催されたり、何かと慌ただしかった二月。

最終週はぐんと気温が上がって、急に春がやって来てしまいました。

桃の節句を目前に、気候がようやく季節に追いついてきたようです。

 

 

 

雛祭りが近づいてきました。

二月は通常より日数が少ないので、「まだいいわよね~」などと言っているうちに、

あっという間にお雛様を飾るのを失念してしまいます。

飾った後は、早くしまわないと嫁に行き遅れる!という恐ろしいジンクスもあって、

雛飾りは毎年女性陣を戦々恐々とさせるアイテム(?)となっているのです・・・!

と、まさかそこまでではありませんが、人形は人間の形を写し取ったものなので、

やはり、色々な思い入れが詰まってしまうのは致し方ないものなのでしょう。

 

女性であれば、雛飾りには格別の思い出を持っている方も多いことでしょう。

そんな女の子ゴコロをくすぐる展覧会が、兵庫県川西市郷土館で開かれています。

 

豪華 大正、昭和初期のひな人形 「人形着物展」も (産経ニュース)

 

着物の展示会はよく開催されますが、人形の衣裳に限定して展示というのは珍しいです。

江戸ちりめんの古布で作られた人形用の着物や、雛飾り用の小道具など、

枕草子の頃から「小さいもの」を愛してきた日本人らしい感性のあふれた展示内容となっています。

 

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雛人形の来歴は諸説ありますが、もともとは災厄を人形に移して川に流す、

「流し雛」が原型であると言われています。

江戸時代に入ると、武家の息女の嫁入り道具に蒔絵などの華麗な道具が作られるようになり、

雛飾りの技術はどんどん発展して、現在の豪華な雛飾りの基礎となりました。

 

百貨店にはこの時期、数多くの新作雛飾りが展示販売されています。

ブランドとコラボしたおしゃれな衣裳、現代的な顔立ち、狭小住宅に見合ったコンパクトな壇飾り。

新しい時代の新しい形の雛飾りが、毎年次々と作りだされています。

初節句を迎えるお嬢様に、どんなお飾りを準備しましょうか?

悩みながら楽しそうに選ぶ親御さんの姿は、

今も昔も変わらない、女の子の健やかな成長を願う日本の良き風習です。

 

現在では雛飾りを見るのは自宅の物だけ、という方がほとんどだと思います。

雛人形に込めた古今の人々の思いが垣間見える、小さな微笑ましい展覧会。

着物好きな方でしたら、人形着物は本物の着物の「雛形」としても、想像力豊かに楽しめそうです。

関西にお住まいの方、兵庫県近郊へ御用事のある方、

4月4日、旧暦の桃の節句まで開催していますので、ぜひ観に行ってみて下さい。

 

文責/篠井 棗

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