豆まきの衣裳が和洋折衷?

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みなさま、ごきげんよろしゅうございます。

大変な天候です。関東地方は30年振りの大雪だそうで、

「なるべく外出を控えるように」という、

おかしな警告が気象庁から発せられています。

豪雪地帯の方が聞いたら、ちゃんちゃらおかしい発言ですね。

この程度で引きこもっていたのでは、冬季の日常生活やってられません。

 

各地で節分イベント (中日新聞)

 

2月4日の節分では、各地の神社仏閣で節分会の行事が行われました。

今年は成田山大坂別院では杏さんが、八王子高尾山では北島三郎さんが、

石原裕次郎の菩提寺である横浜市総持寺では、舘ひろしさんら石原軍団が、

つめかけた多くの観客に向かって「福は~内~、鬼は~外~」と、景気よく豆をまいていました。

毎年行われる恒例行事ですね。

 

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ところで、この節分の豆まきの衣裳、ちょっと変だと思いませんか?

なぜ裃(かみしも)!?

女性はせっかくの美しい振袖の上から、わざわざ裃をくっつけてます。

男性に至っては、「スーツの上に裃」

皆さん、どうして疑問を持たないんだーっ!!!

どうせ裃つけるならそんな中途半端な事をしないで、下もちゃんと着物着ましょうよ!

 

この裃姿、もともとは京都の舞妓さんが、普段とは違う姿でおもてなししたい、

という理由で始めたらしいのですが・・・

 

いや、現代社会では、和装がすでにコスプレですから。

 

結局、とうの舞妓さん達は、黒紋付を着て八坂神社で豆まきしていたようですけれど。

目的を忘れて形だけが残ってしまった典型です。

だいたい着物姿の女性が裃つけてしまったら、帯結びも裾模様も見えないじゃないですか!

本来の節分は「追儺式」なので、

衣裳は平安時代の武官の狩衣で、弓を空打ちするのが正式でしょうか?

まぁそこまで求めているわけではないのですが、右も左も何の疑問も持たずに、「上から裃」

というのがどうにも納得がいきません。

 

衣裳と年中行事には、様々な歴史的事象との関わりによるしきたりがあるので、

一概に「これは間違えている」とは言えないのですが、

あまりにも無頓着に「上から裃」を、どこの会場でも着せつけているのが、どうも不思議でなりません。

この行事にはどんな衣裳が準備されていたのか。そこにはどのような意味合いがあるのか。

長い歴史で育まれた先人の思いが、きっとそれぞれの衣裳には入っているはず。

関係者各位、もう少し年中行事における装束の意味を汲んで、ゲストに着せるものを選んでください。

 

とりあえず、「スーツに裃」だけはものすごく格好悪いので、即廃止にしてほしいものです。

 

文責/篠井 棗

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