魔鏡の映す真実

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みなさま、ごきげんよろしゅうございます。

気温18度を超える陽気だったと思えば、翌日には最高気温3度!

寒い屋外から暖かい室内に入ると、急に鼻づまりや鼻水などの症状が出る

「寒暖差アレルギー」という聞き慣れない病名がニュースに出てくるほど、

ここ最近の気温差は著しいです。

 

 

三角縁神獣鏡で魔鏡現象 京博が確認、光反射で背面の文様投影 (京都新聞)

 

三角縁神獣鏡といえば、日本史の教科書で写真くらいは見たことがあると思います。

京都国立博物館の調査で、これが「魔鏡」であるという事実が判明しました。

 

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魔鏡というのは、銅の表面を微妙な凹凸の差で研磨して表面を光で反射させると、

神秘的な映像が壁面に浮かび上がる、というもの。

呪具として使用されていた可能性もあり、今後は詳細な用途などを調査するそうです

 

本物で実験するわけにはいかないので、レーザー照射によって緻密な計測を行い、

今話題の3Dプリンターでレプリカ作成をするという、超ハイテク実験。

このオカルトSFと最新科学の融合とも言える真相解明劇は、なんともドラマティックです。

 

卑弥呼の鏡として、名前だけが一人歩きして有名になってしまった、三角縁神獣鏡は、

同じ形式のものが中国にないことから、技術者が日本に渡来して製造したものと考えられています。

有名な鏡ですが、実は本来の使用目的も謎のままでした。

 

最新の科学技術のメスが入り、文献史料の詳細な検証が進めば、

鏡の存在の真の目的、日本にこれだけの数が残された経緯など、

新事実が次々と明らかになってくる事が期待できます

 

鏡のミステリーが暴かれてしまう=古代のロマンが失われてしまう・・・?

ではなく、より一層豊かな日本の神秘が醸成されるきっかけとなるのではないでしょうか。

 

現代人の考える薄っぺらいエセ歴史妄想よりも、

歴史的検証に根差して探求された真実の方がずっとエキサイティング。

鏡が映すものは自分の姿。というのは現代社会の固定観念でしかありません。

古代には何を映し、またどんな幻影を人々に見せていたのか?

今回の実証検分をきっかけに、

ダイナミックな人や物の動きが徐々に明らかになっていく事でしょう。

 

本物の歴史ロマンの幕開けに、心躍る気分です。

 

文責/篠井 棗

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