刺激的すぎる温泉旅館

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みなさま、ごきげんよろしゅうございます。

年の瀬の関東地方は、厳しい寒さが続いています。

クリスマスが無事済んでも、

大掃除がまだな人、年賀状がまだな人。

泣いても笑ってもあと3日で、2013年は終了です!

 

 

道後温泉で「緊縛」「水玉」 アラーキーや草間氏ら協力 (朝日新聞DIGITAL)

 

夏目漱石『坊ちゃん』の舞台、愛媛県松山市の道後温泉で、

一風変わったアート展示が行われています。

その名も「道後オンセンナーレ」。

瀬戸内ビエンナーレのパクリっぽいタイトルですが、まぁお気になさらず。

 

このオンセンナーレ企画の一つとして、話題を集めているのが、

著名なアーティストが道後温泉旅館本館など、

周辺宿泊施設の部屋のインテリアコーディネートをしているというもの。

参加アーティストは、草間彌生・荒木経惟・谷川俊太郎・など。

経歴も作風もまったく異なる5名が、腕をふるいました。

 

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草間彌生さんプロデュースの部屋は、やはりおなじみの水玉模様とカボチャのオブジェ。

ポップでカラフルな、いかにも草間ワールド展開なのですが、

二つ並んだベッドには赤い水玉模様のカバー。壁にかかったハート柄の額縁。

水玉模様に染まった女性のモノクロヌード写真。

どうにもこうにも、ラブホテルにしか見えません

クサマヤヨイが作った。と思えばアートに見えるけれど、

先入観のない人がこの部屋に入ったら、ぜったい「ラブホだ!」と思いますよ!

宿泊条件15歳以上。しかし、落ち着いて眠れる部屋ではなさそうです。

 

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そしてアラーキーのお部屋。テーマは「楽園」

こ、これは・・・

和服の上から荒縄で緊縛された女性の写真が、襖にドーンと貼ってあります!

年末年始の家族旅行には絶対ムリ~(>_<)

宿泊条件は18歳以上、ということですが、「刺激を求めるカップル限定」とかにしたほうがいいのでは!?

夜の営みがお盛んになりそうなお部屋です。

 

詩人・谷川俊太郎さんの部屋は、窓ガラスに谷川さんの詩が印刷されています。

谷川さんのわかりやすい言葉でつづられた詩の世界は、ぜひ子供と一緒に声に出して読んでみたいです。

 

元マリメッコのデザイナー・石本藤雄さんの部屋は、

北欧らしいカラフルでモダンなファブリックの座布団などがしつらえられています。

和室旅館の中に明るい色合いが、パッと華を添えます。

こちらは和室+北欧モダンの、おしゃれなインテリアコーディネートのお手本になっています。

この2室は、ぜひ家族連れで泊ってみたい雰囲気に仕上がっていました。

 

さまざまなアプローチを試みた、道後温泉周辺旅館の一部屋丸ごとアート。

絵画や彫刻が並んでいるだけが美術じゃないんだ!と新しい発見のできる試みだったと思います。

ただ、様々なお客様が宿泊を目的にいらっしゃる「旅館」という場を考えた時、

都心のとんがったアートギャラリーではないのですから、

もう少しコンセプトを煮詰めて、方向性を定めた展開をした方が、

「道後温泉」という歴史とモダンの融合した温泉街にはふさわしかったのでは・・・と思いました。

保守的すぎますかね~?

 

宿泊・見学は1月12日まで。

予約は取りにくそうですが、興味のある方はぜひ、緊縛ルームの宿泊にチャレンジしてみて下さい。

 

文責/篠井 棗

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