着物コーディネートのお手本

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みなさま、ごきげんよろしゅうございます。

風邪がなかなか抜けないのは、

季節の変わり目だからなのか寄る年波からなのか。

せつない自問自答はほどほどに、さっさと体力回復させて、

秋の袷着物シーズンを堪能しなければ!

 

 

 

DVD「近代能楽集」(10月31日発売)の製作発表

 

歌舞伎・狂言・落語に文楽。

日本の伝統芸能は数々あれど、何が一番難解かと言えば、やはり「能」。

これではないでしょうか。

 

三島由紀夫が創作した「近代能楽集」は、題材は謡曲を取材していますが、

現代(戦後すぐ)を舞台にして台詞も現代化している、一幕物の戯曲集です。

三島生誕90年、没後45年を記念して制作される近代能楽集DVDに、

着物が似合う女優お二人が主演されます。

 

「卒塔婆小町」には寺島しのぶさん

「葵上」には中谷美紀さん

 

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制作発表に登場したお二人。いやーさすがに着物姿がきまってます。

普段は清楚でシンプルな色のコーディネートが多い中谷さんが、

珍しく大正ロマン風濃紫色の着物に、刺繍衿と柄物の染め帯。

髪形もモダンガール風のパーマネントボブでとってもお洒落です。

対する寺島さんは、グレー×白のシックな色合いの訪問着に、まさかの緑×金色の帯。

着物だけ見ると、寺島さんには珍しく無難路線なのに、ギリギリ野暮にならない「はずした」帯。

梨園育ちの寺島さん、さすがの上級コーデです。

 

上品でありながら個性を出す。こういうお洒落の仕方は、特にアラフォー世代はお手本にしたいですね。

着物を子供っぽくなく着ようとするとついつい保守的になりがちですが、

そんなに肩ひじ張らなくていいんだよ。と教えてくれる、素晴らしい女優さん達です。

 

また、お二人は着付けも対照的です。

今回の中谷さんは、刺繍衿がしっかり見えるように半衿はたっぷり出していて、

補整も胸高。絞りの帯揚げはいつもよりふっくらと帯から見せています。

一方の寺島さん。帯の色をコーディネートのポイントにしているので、

着付けは格式の高い落ち着いた雰囲気にしています。

中谷さんにくらべて帯も低めですし、白半衿もすっきり細め。

重ね衿なんてもちろんしていません。(重ね衿って、やたらと入れたがる人多いんですよね・・・)

 

髪形、着付け、着物コーディネート。どこを取っても本当に素敵。

着物似合う女優1、2を争う(と、個人的に思っている)お二方の貴重なツーショット。

これからも、どんどん着物でメディアに登場して、私達の目を楽しませて欲しいものです。

 

文責/篠井 棗

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