月見再興

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みなさま、ごきげんよろしゅうございます。

九月長月も折り返し。

旧暦8月15日に当たる今月19日は、中秋の名月です。

考えてみれば、お花見は大盛り上がりするのに、

月見で大宴会というのはあまり聞いたことがありません。

月光のしっとりと落ち着いた風情が、

どうも酒宴と合わないのでしょうか・・・

 

今年も中秋の名月は満月

 

中秋の名月=満月。という印象がありますが、もちろんそんなわけないのでした。

今年は満月ですが、次回はなんと2021年!

先日招致の決まった、東京オリンピックより先です。

月食・日食・流星群などはニュースでも取り上げられますが、

平安時代より日本人に愛されてきた中秋の「満月」も、マスコミでどんどんアピールしてほしいものです。

そして気になる当日のお天気は、日本海側は晴れ。

太平洋側は曇りですが、雨は降らないようですので、雲間から見える月がちゃんと楽しめそうです。

そんな貴重な満月と伝統的な観月の風習。今年はどうしても堪能しなければいけません。

そもそも、花札にも「月見で一杯」とあるように、

名月の前だって酒飲んだっていいわけです(酒飲みの言い訳ですが・・・)。

しかも花見と違って、どこか大人の雰囲気を楽しめるのが月見の宴。

ビールもいいのですが、ここは徳利とお猪口で日本酒なんぞ堪能してみたいものです。

 

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小さいお子さんがいらっしゃるご夫婦は、文字通り「子供が寝た後で」自宅の庭で夜更けの月見。

年配のご夫婦は少し早い時間から外に出て、近所の公園で月の出を待ってみたり。

夜通し女子トークをした夜明け、ベランダから有明の月を眺めるのも一興です。

お酒が苦手な方は、カフェオレボールでお抹茶を点てて一服してもいいですね。

豪華なご馳走なんてなくたって、

季節の和菓子や秋の味覚のおつまみが少々あるだけで、十分雰囲気が出ます。

 

さて、月見のお供え物と言えば、薄と月見団子。

薄は神の依り代であり、月見団子のまん丸い形は満月をかたどっているそうです。

しかし、京都を中心とした西日本では、丸ではなく里芋の形をした団子、

もしくは里芋そのものを供えるのが一般的だとか。

お供え物も地域によって様々あって、これもまた一興です。

 

西洋では月は女性の守り神と言われます。

そして欠けてはまた満ちるその形は再生の象徴。

今年の中秋は目先を変えて、

名残惜しい満月を愛でながら、しみじみと秋の深まりを感じてみましょうか。

 

文責/篠井 棗

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